生活の質の改善に貢献する交通戦略の構築と交通サービスの実現を目指して、都市交通問題を診断し、解明し、解決策の提案を行う研究を進めています。交通渋滞、大気汚染、公共交通企業の劣化という基礎的テーマに取り組んでいます。交通需要予測、活動交通分析、交通行動分析や海外事例調査研究の成果をぶつけています。
最近は、①持続可能な都市圏交通戦略、②交通行動分析に立脚した交通需要管理、③高度な交通需要予測モデルの開発を中心に研究しています。新しいキーワードは、交通まちづくりの支援、社会的排除の測定と緩和、生活活動診断システムです。
「純粋な探究心と心の余裕なくしては物事の真理に近づくことはできない」と肝に銘じています。人々の心に残る人物に近づきたいと努力しています。世の中は運不運もありますが、努力の数だけ成果が挙がると、信じたいと思います。
思い切り研究できた院生時代が懐かしく感じられるときがあります。常に新しい課題に挑戦し、成果を出し続けられるように、健康管理と時間管理に気をつけて、自分の研究の時間を確保するように努めています。