2008年6月6日(金) 於:北海道大学
まちづくりの目標に貢献する交通計画の新たな潮流である「交通まちづくり」に関して、2つのセッションにわたってパネルディスカッションを展開する。第1のセッションでは、交通まちづくりのビジョンの描き方ならびに関連する論点について、国内外の事例報告に基づきながら議論する。第2のセッションでは、様々なプレイヤーを巻き込んだボトムアップの議論をどう高めていくかについて、モビリティデザインの観点を踏まえながら考える。
【オーガナイザー】原田昇(東大),谷口守(岡山大)
テーマ(1)「交通まちづくりのビジョンをいかに描くのか」
発表
- 高山純一(金沢大):金沢における交通まちづくり戦略 [金沢]
- 溝上章志(熊本大):熊本の交通まちづくりの課題 -熊本電鉄LRT化計画の行方- [熊本]
- 辻本勝久(和歌山大):和歌山都市圏の交通まちづくり -和歌山の都市交通戦略について- [和歌山]
- 石塚雅明(石塚計画デザイン事務所):参加の「場」のデザイン -札幌への1000人WSの導入に学ぶ- [札幌]
- 望月真一(㈱アトリエUDI都市設計研究所):フランスの制度と行政のあり方に学び、日本を考える[フランス,ストラスブール]
全体討議
【司会】原田昇
【討議者】中村文彦(横浜国大) ※論点整理
【討論者】高山純一,溝上章志,辻本勝久,石塚雅明,望月真一
※討議記録はこちら。
テーマ(2)「デザインと市民参加 -交通まちづくりのプレイヤーとその課題-」
発表
- 土井勉(神戸国際大):まちづくりの中の専門家とNPO
- 野原卓(東大):協働のアーバンデザインと交通まちづくり・喜多方 [喜多方]
- 吉岡宏高(LRTさっぽろ):さっぽろの交通まちづくり -行政とNPOの役割- [札幌]
- 松村暢彦(阪大):町医者養成教育はどうあるべきか
- 羽藤英二(東大):交通まちづくりにおけるプロフェッショナルの職能
全体討議
【司会】谷口守
【討論者】土井勉,野原卓,吉岡宏高,松村暢彦,羽藤英二
※討議記録はこちら。