2008年3月1日(土) 於:東京大学
1933年のアテネ憲章において「暮らす」「働く」「憩う」に加え「移動」が都市の4つの機能として再定義されました.まちを移動によってつなげることで,人と人は出会い,生き生きした街がはじめて生まれます.まちづくりの主役に「交通」を据えた上で,移動空間と移動そのもののよりよい理解とそれに基づいたまちづくりについてこの研究会では考えていきたいと思っています.
本研究会において,交通まちづくりのための制度,手法,事例の3つのトピックスについて集中的な議論を展開したいと考えていますが,今回は制度と手法の2つのトピックスをとりあげ,研究会で議論すべき研究課題の棚卸しをワークショップ形式で行います.
主催:土木学会土木計画学研究委員会交通まちづくり研究小委員会
はじめに
- 原田昇(東大):はじめに
研究会のための論点整理
- 羽藤英二(東大):交通まちづくりの論点整理 ※こちらも [松山]
研究ワークショップ
話題提供
- 中村文彦(横浜国大):海外・国内事例を中心とした交通まちづくり論 [ポートランド,フライブルク,クリチバ,ストラスブール,ソウル]
- 上田孝行(東大):これからの交通まちづくり施策をどのように経済的に評価すべきか -1つの方向性とその展開-
ワークショップ・テーブル1「交通まちづくりのための制度論」
【ファシリテーター】谷口守(岡山大) ※進行メモ
【討論者】高山純一(金沢大),阪井清志(国総研),高橋勝美(IBS),松中亮治(岡山大),高見淳史(東大)
- 高山純一:金沢と富山の交通まちづくりの事例とその制度論的課題 [金沢,富山]
- 阪井清志:英米仏独と日本の都市内交通に関する制度比較等の観点から [イギリス,アメリカ,フランス,ドイツ]
- 高橋勝美:国内の交通まちづくりの事例の再整理 [イギリス]
- 松中亮治:交通まちづくりのための制度論 [フランス,ドイツ]
- 高見淳史:研究小委員会で何の制度を議論するのか [イングランド,ポートランド]
ワークショップ・テーブル2「交通まちづくりのための手法論」
【ファシリテーター】羽藤英二 ※論点メモ
【討論者】徳永幸久(国土交通省),上田孝行,佐々木邦明(山梨大),松村暢彦(阪大)
- 徳永幸久:交通まちづくりの手法論・現状と課題
- 佐々木邦明:需要予測研究の現状と交通まちづくりへの適用に向けた課題
- 松村暢彦:
ワークショップの総括報告
- 谷口守:テーブル1の総括報告
- 羽藤英二:テーブル2の総括報告
まとめ
- 溝上章志(熊本大):まとめ