2012年11月2日(金) 於:埼玉大学
中心市街地の衰退、人口減少、少子高齢化が著しい地方都市部を再生させる交通まちづくりの推進のためには移動環境の確保、改善が必須の課題となる。その中心的な役割を担うのがバスなど公共的な輸送システムのあり方である。その改善には、事業者だけではなく、地域の行政、市民集団などが知恵と汗を出し合って、地に足のついた取り組みを続けていくことが期待される。
関東地方では、地域の公共交通に関して、そのような取り組みを中心になって推進してきた熱意のある方々を運輸局により地域公共交通マイスターとして任命する取り組みを平成23年度より始めた。本セミナーでは、初代の地域公共交通マイスター3名及び所管の関東運輸局企画観光部課長に登壇いただいて、関東地方での取り組み事例をご紹介いただき、パネルディスカッションを通して、今後の地域でのバス交通を中心とした交通まちづくりの取り組みのあり方を考えていく。
主催:土木学会土木計画学研究委員会「交通まちづくりの実践」研究小委員会
基調講演
- 原田昇(東大):交通まちづくりの実践 ~暮らしやすいまちをめざして~
事例報告
- 榎本考暁(国土交通省関東運輸局):地域公共交通の確保・維持に向けた国の取り組みについて
- 嶌田紀之(南房総市役所):千葉県南房総市の取り組み [南房総]
- 谷島賢(イーグルバス㈱):埼玉県ときがわ町の取り組み [ときがわ]
- 為国孝敏(特定非営利活動法人まちづくり支援センター):佐野市営バスの取り組みについて -地域住民とともに勧める地域の足づくり- [佐野]
パネルディスカッション及びフロアからの質疑応答
【パネリスト】榎本考暁,嶌田紀之,谷島賢,為国孝敏
【コーディネーター】中村文彦(横浜国大)
※当日の討議記録はこちら。