2012年12月15日(土)~16日(日) 於:ラポルトすず大ホールほか
人口減少が進む能登地域では、公共交通の利用者が減少しており、JRバスの撤退、のと鉄道輪島線・珠洲線の廃線、路線バスの減便などが進んでいます。しかし、高齢者や高校生などクルマを運転できない方々にとって、バスや列車は生活の足として必要不可欠なものです。公共交通を支えていくためには、運行のための費用や乗務員などの人材を確保していくことが必要です。
こうした問題は、能登地域だけでなく、全国の過疎地域においても共通の課題です。このため、全国の交通まちづくりの研究者や専門家の方々を交えて、過疎地域の未来をつくる公共共通のあり方を議論するシンポジウムを開催いたします。
主催:珠洲市,金沢大学地域連携推進センター
共催:土木学会 土木計画学研究委員会 「交通まちづくりの実践」研究小委員会,珠洲市地域公共交通活性化協議会
過疎地公共交通の未来をつくるシンポジウム
奥能登における地域公共交通の報告
- 濱野良夫(珠洲市企画財政課):珠洲市の取り組み [珠洲]
【コメンテーター】森本章倫(宇都宮大)
- 大鷲克宏(能登町企画財政課):事例報告・能登町予約制乗合タクシー [能登]
【コメンテーター】谷口守(筑波大)
- 伊藤信一(石川県企画振興部):石川県の公共交通について [石川]
【コメンテーター】山中英生(徳島大)
パネルディスカッション「過疎地公共交通の将来」
【コーディネーター】高山純一(金沢大)
【パネリスト】泉谷満寿裕(珠洲市長),石田尚史(珠洲市民代表),干場龍一(㈲めだか交通),森本章倫,谷口守,山中英生
奥能登の地域資源の視察
- 輪島朝市
- 世界農業文化遺産・千枚田の景観
- 道の駅すず塩田村
- 交流施設狼煙
- 道の駅すずなり(珠洲駅跡地,現在はバスターミナル等交通結節点として再整備)