2010年3月16日(火) 於:東京大学
人口減少,財源,環境問題から観光や移動風景の再生まで交通まちづくりを進めている私たちの目の前に解決すべき様々な課題が横たわっている.こうした中,交通まちづくりのためのデザインやプラニング,市民参加の方法について明確な視座が求められている.第三回を迎える交通まちづくり研究会では,これからの時代の交通まちづくりについて掘り下げた議論を展開してみたいと考えている.
主催:土木学会土木計画学研究委員会交通まちづくり研究小委員会,同地域のための景観マネジメントWS,同行動科学WS,東京大学グローバルCOEプログラム「都市空間の持続再生学の展開」
第1部 歩ける街のビジョンと実践
基調講演
- 原田昇(東大):歩ける街のビジョンと実践 [ポートランド,ストラスブール,金沢,フィレンツェ]
オープニングパネル
【座長】谷口守(筑波大) 【討論者】原田昇
- 溝上章志(熊本大):マネジメントとプランニングの論点 [熊本]
- 牧村和彦(IBS):プローブパーソン調査の可能性は?
- 土井勉(神戸国際大):住民参加と交通まちづくり [京都]
- 岡将男(RACDA):1, 2 [岡山]
- 野原卓(東大):都市デザインから見た歩ける交通まちづくり
第2部 交通まちづくりのデザインと実践はどこへ向かうべきか
デザインセッション
【座長】佐々木葉(早大) 【討論者】篠原修(政策研究大学院大)
- 佐々木葉:交通まちづくりのデザインと実践はどこへ向かうべきか
- 山口敬太(京大):恵那における「公共交流機関」としての明知鉄道を基軸とした景観まちづくり [恵那,明知鉄道]
- 星野裕司(熊本大):熊本のモビリティデザイン 駅から街へ [熊本]
- 小野寺康(小野寺康都市設計事務所):日向のモビリティデザイン [日向]
プラニングセッション
【座長】佐々木邦明(山梨大) 【討論者】森本章倫(宇都宮大)
- 佐々木邦明:街路空間のあるべき姿と公共交通を支える制度と市民参加 [山梨]
- 板谷和也(㈶運輸調査局):交通まちづくりにおける制度のあり方 フランスの都市交通施策を例に [フランス]
- 岡将男:LRT導入と市民参加(3, 4) [岡山]
- 神田昌幸(国土交通省):我が国における都市交通施策の転換について [フランス,ナント]
第3部 全体討議
クロージングパネル
【座長】羽藤英二(東大) 【討論者】篠原修
【討議者】佐々木葉,佐々木邦明,神田昌幸,原田昇
※東京大学羽藤研究室による討議記録はこちら。