ここ数週間、研究室は国際学会や研究セミナーが立て続けにあり、かなり忙しい日々を過ごしてきました。ということで、今回はちょっとした近況報告をしたいと思います。
第一弾:hEART 2025 @ ミュンヘン
最初の目的地は、ドイツ・ミュンヘンで開催された13th Symposium of the European Association for Research in Transportation(通称 hEART 2025)。会場はミュンヘン工科大学(TUM)で、交通研はポスター2件と口頭発表1件を行いました。ポスター1件目は、佐藤航貴(通称:佐藤その1)によるもので、韓国・亜洲大学との共同研究「大規模言語モデル(LLM)による非構造化テキストデータの理解と共同活動の予測可能性」について発表しました。2件目は、TUM博士課程のJoanna Jiさんによる、共同研究「大規模活動・交通シミュレーターへのジョイント・アクセシビリティ指標の導入」に関するものでした。口頭発表では、植村が、「バイクシェアリングシステムの利便性が住宅賃料に及ぼす影響」について発表しました。ちなみに会場のどこかには「カラオケ部屋」があったとか、なかったとか…



そして沖縄へ:TRISTAN XII
hEARTが終わるや否や、次は沖縄で開催された国際学会「TRISTAN(Triennial Symposium on Transportation Analysis)」へ。今回は運営側としても関わって、パラディがTUMとの共同研究「ジョイント・アクセシビリティ指標」に関する研究発表を行いました。会場もガラディナーも本当に素晴らしく、発表のレベルも非常に高かったです。というのも、投稿数が過去最多だった一方で発表枠が非常に限られていたため、査読は「血みどろ」だったとか…。






次は京都:CASPT & Transit Data 2025
今年の夏は、日本で交通系の国際学会が立て続けに開催されて、「お得」でした。次は京都大学で開催された CASPT と Transit Data 2025 へ。ここでは、佐藤斎(通称:佐藤その2)が「遅延を考慮した公共交通のアクセシビリティ指標」について発表しました。懇親会では、舞妓さんと芸妓さんのパフォーマンスもあり、海外参加者からも大好評でした。



そしてその後?
まだまだ終わりません。CASPTが終わった直後の月曜日には、チリ大学のBastian Henriquez助教が数日間研究室に滞在、そして偶然にも、韓国・漢陽大学のSung Hoo Kim助教、さらにカリフォルニア大学・バークレー校からJSPSのサマープログラムで来日中のPhoebe Hoさんの来訪が重なりました。これだけ面白いメンバーが集まったら、やることはひとつ。というわけで、「What we talk about when we talk about research」セミナーシリーズ第2弾を開催しました。






もう終わり…のはずが?
さすがにこれで一区切り…と思いたいところですが、まだ続きます。セミナーから2日後には、新幹線で広島大学へ移動し、またまた国際研究セミナーに参加しました。



今度こそ…終わりだよね?
はい、これでようやく連続した学会&セミナー&出張ウィークスが終了しました。しばらくはどこにも行かず、研究室でおとなしくしている予定です(やっと!)。…とはいえ、カトマンズ行きの噂もちらほら聞こえてきます…