全体研究会」カテゴリーアーカイブ

土木計画学ワンデーセミナー「交通まちづくり -実践のこれまでとこれから-」

2014年3月8日(土) 於:土木学会講堂

少子高齢化・人口減少が進みつつあるわが国では、従来のような混雑緩和などの問題解決型の交通計画より、望ましい生活像を提案する価値創造型の交通計画、持続可能な都市、都心部の活性化、楽しく歩けるまちづくりといった時代に対応した目標に貢献する交通計画が求められています。
土木学会・土木計画学研究委員会の下に設置された「交通まちづくりの実践」研究小委員会(2010年11月~、代表:東京大学教授・原田昇)は、前身の交通まちづくり研究小委員会(2007年11月~2010年11月、同)から数えて6年あまりの間、こうした新しい交通計画=交通まちづくりのための計画手法の開発や実践展開を目指し、活動を続けてきました。
本ワンデーセミナーは小委員会活動の1つのまとめとして開催するものです。国内7都市の交通まちづくり事例の報告から、まちのビジョンを市民に提示し合意を形成する手法、計画立案や実践に生かすためのデータ取得・調査・分析手法、計画の立案や実現を支える制度のあり方について知見を共有し、掘り下げた討議を行うことを目的としています。併せて、今後の交通まちづくりの方向性に関し、広範な議論を行う機会にしたいと考えています。

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第6回交通まちづくり研究会

2013年3月30日(土) 於:東京大学

「交通まちづくりの実践」研究小委員会では,まちづくりに貢献する交通計画=「交通まちづくり」の計画手法を確立することを目指して,ビジョン構築,調査体系,制度設計の3つの側面からの研究と実践を,各地を舞台に進めています。
今回の研究会では,小委員会のこれまでの活動で取り上げてきた9都市の交通まちづくり事例を再訪し,これに携わってきた研究者・実務者の方々から最新の動向を含めた話題提供をいただくとともに,3つの視点からの多角的・横断的な討議を行うことをねらいとしています。

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第5回交通まちづくり研究会

2012年3月24日(土) 於:東京大学

第1部では,交通まちづくりに資する調査・分析手法の体系化をテーマに,パーソントリップ調査の付帯調査からプローブパーソン調査,そしてより広範なデータプラットホームまで,最先端の研究と実務における展開について議論します。また調査・分析を計画へ生かした事例として,自転車交通計画への適用を紹介いただきます。
第2部では,交通まちづくりのビジョンや計画・戦略をどう描き,市民や議会にどのように説明して交通まちづくりを進めるかをテーマに,宇都宮市,金沢市,岡山市の取り組みの状況を紹介いただき,討議を行います。2月に宇都宮市で開催した当小委員会・地方WSでの議論についても報告いただきます。
第3部では,交通まちづくりを支える制度をテーマに,まず1月に松江市で開催した勉強会での議論と成果を報告します。次に,先般閣議決定された低炭素まちづくり法案について,交通まちづくりとの関連に着目して紹介いただきます。これを踏まえて制度のあり方に関する論点整理を行い,議論を展開します。

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第4回交通まちづくり研究会「交通まちづくりの実践:そのデザインと制度設計を考える」

2011年3月6日(日) 於:東京大学

交通まちづくりをめぐる状況は,縮退や低炭素時代を迎え大きく変貌を遂げようとしている.従前の計画論における専門性を超えて,制度,デザイン,主体のかかわりといった今までにない横断的かつ本質的な議論が実践において求められていると言っていいだろう.4回目を迎える交通まちづくり研究会では,その「実践」に焦点をしぼり,デザイン,制度設計をめぐる諸相について掘り下げた議論をワークショップ形式で行うことを目的に開催する.

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第3回交通まちづくり研究会「交通まちづくりのデザインと実践」

2010年3月16日(火) 於:東京大学

人口減少,財源,環境問題から観光や移動風景の再生まで交通まちづくりを進めている私たちの目の前に解決すべき様々な課題が横たわっている.こうした中,交通まちづくりのためのデザインやプラニング,市民参加の方法について明確な視座が求められている.第三回を迎える交通まちづくり研究会では,これからの時代の交通まちづくりについて掘り下げた議論を展開してみたいと考えている.

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第2回交通まちづくり研究会「都市の移動風景を再生する」

2009年3月28日(土) 於:東京大学

本研究会では、交通まちづくり研究と景観研究について、各地で奮闘している学生・実務者・研究者が分野横断的に集い、実際の現場で行っている人間中心の移動風景再生の試みについて、掘り下げた討議を考えたい。都市の移動風景を再生するための方法論について俯瞰的な視座を得ることを目的に開催する。交通まちづくりや地域の風景をとりまく社会の状況は激変している。このセミナーでは景観と交通の融合的なまちづくり論を通して、私たちに何ができるかを考えてみたい。

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第1回交通まちづくり研究会

2008年3月1日(土) 於:東京大学

1933年のアテネ憲章において「暮らす」「働く」「憩う」に加え「移動」が都市の4つの機能として再定義されました.まちを移動によってつなげることで,人と人は出会い,生き生きした街がはじめて生まれます.まちづくりの主役に「交通」を据えた上で,移動空間と移動そのもののよりよい理解とそれに基づいたまちづくりについてこの研究会では考えていきたいと思っています.
本研究会において,交通まちづくりのための制度,手法,事例の3つのトピックスについて集中的な議論を展開したいと考えていますが,今回は制度と手法の2つのトピックスをとりあげ,研究会で議論すべき研究課題の棚卸しをワークショップ形式で行います.

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