シンポジウム「中心市街地活性化 -交通まちづくり研究からの処方箋-」

2008年10月31日(金) 於:和歌山市民会館小ホール

欧州を旅行していると、中小都市の中心市街地の賑やかさや居心地の良さ、そして公共交通手段の便利さや、無人レンタサイクルなどの工夫に驚かされることが多い。「交通まちづくり」・・・これこそ中心市街地活性化や持続可能型社会づくりの秘訣ではないか。
わが国でも富山、福井、宇都宮、金沢、松山、那覇、浜松、松本の各市などで、持続可能な都市づくりを目指して「交通まちづくり」が行われはじめた。一方、和歌山県内には「交通まちづくり」を本格実施している都市はまだない。和歌山市の中心市街地活性化基本計画にも、交通戦略が盛り込まれているとは言えない。
そこでこのシンポジウムでは、県内や和歌山市の中心市街地活性化の取り組み状況についてお話し頂いた上で、各地で活躍中の研究者から「交通まちづくり」の事例紹介や、和歌山における「交通まちづくり」の進め方に関する提言を頂戴したい。

主催:土木学会土木計画学研究委員会交通まちづくり研究小委員会

発表

  • 松本兼一(和歌山県都市住宅局長):中心市街地の再生について [和歌山]
  • 池永俊二(和歌山市まちおこし部長):和歌山市の中心市街地活性化と交通施策等について [和歌山]
  • 森本章倫(宇都宮大):LRT導入と持続可能な都市構造にむけて:宇都宮を事例として [宇都宮]
  • 川上洋司(福井大):福井市の交通まちづくり~これまでとこれから [福井]
  • 伊藤雅(和歌山高専):貴志川線とまちづくり [和歌山]
  • 辻本勝久(和歌山大):人と環境にやさしい交通とともに発展する和歌山のまち -和歌山都市圏交通まちづくり基本計画(素案)の重要性- [和歌山]

討議

【座長】原田昇(東大)
【パネリスト】松本兼一,池永俊二,森本章倫,川上洋司,伊藤雅,辻本勝久